スワロースポーツの近藤です。
昨日のクーパーズタウンを訪ねて(前編)ではクラシックな用具等をご紹介しましたが、
選手の展示も見応えがありました。
上の写真は、「球聖」と呼ばれ、史上2位の4191安打を記録したタイ・カッブ(左)と
「プエルトリコの英雄」こと、ロベルト・クレメンテ(右)ですね。
カッブは独特なバットの握り(写真をよくご覧下さい!左右の手を離しています)や
バットのグリップエンドが太くなっている、通称「タイ・カッブ型」を生み出した事で有名です。
ただ勝利への執念からか、かなりナスティ(えげつない)なプレーが多かった事から
ファンからのみならず、選手間でも忌み嫌われていたようです。
逆にクレメンテは通算3000安打を放ったシーズンのオフに
ニカラグア地震の被災地に救援物資を届けに行く飛行機の墜落事故で
命を落とした悲運のヒーロー。
そんな彼の意志は、慈善活動に最も取り組んだ選手に毎年贈られる
「ロベルト・クレメンテ賞」という名誉ある賞に形を変え、受け継がれています。
その為、ラテン系出身の選手は皆、クレメンテを尊敬しています。
と、色々な選手がいる中で、個人的に最も好きな選手はコチラ。
彼の名はルー・ゲーリッグ。
「鉄の馬」と言われるほど、屈強なその体躯から連続試合出場記録を続けながら
ヤンキースのクリーンナップを打ち続けていました。
しかし運命は残酷なもので、1939年に筋萎縮性側索硬化症という難病にかかり、
36歳で引退(その後37歳で没)。
引退セレモニーでの「私は地上で最も幸せな男です」というスピーチは
とても有名な言葉ですね。
1936年に建てられたこのミュージアム(博物館)ですが、
1940年から隣接の球場「ダブルデイ・フィールド」で毎年奉納試合が行われていましたが、
日程上の都合にて2008年をもって終了となってしまったそうです。
写真だけでもと思い、撮ってきました。
とても牧歌的な雰囲気の漂う素晴らしい球場でした。
☆あとがき☆
2日に渡って、クーパーズタウン紀行について書かせて頂きましたが、
ぜひメジャーリーグに限らず、「野球」の起源を皆さんも辿ってみてはいかがでしょうか?
新たな発見や、新たな野球の魅力を見つけられるはずです。
スワロースポーツはこれからも「野球」の楽しさや喜びを追求してまいります。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します!!
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