今回は棚卸しの重要性です。
顧問税理士さんからアドバイスを頂いた事に
自分の体験等を付け加えました。
メリット、デメリットは思いつきを羅列しましたので
全てを網羅していないと思いますし
優先順位や重要度は考えていません。
まず棚卸しをしないデメリットを上げます。
・商品の傷みに気が付きません（出来れば見たくありません）
・仕入の思惑が外れ売れない商品を見ません（出来れば見たくありません）
・長年どうしようもなく埃がかぶった商品を見ません（出来れば見たくありません）
・掃除がおろそかになります
・手が汚れるので触りたくなくなります（実店舗で有れば最悪）
・売れない商品で返品できるのに、そのチャンスを逃します（売れない商品を増やします）
特に売りにくい商品の場合は、１チャンスを逃すと致命的です
・不正が見つかりません
・自分が不正をしたくなります
・商品を丁寧に扱わなくなります
ひどい場合には商品を投げたり、足で移動させたりします
・整理整頓がされてないと思いますので売り逃します
・整理整頓を怠りますので、更に商品が傷みます
・整理整頓がされませんので、更に棚卸しから目を背けます
・勿論、原価が分かりません（原価を出すためだけに棚卸しをすると続かない）
・資産としての価値が確認できません
・決算書の信憑性が低くなり、税務署、金融機関の信用がなくなります
・現実から目を背けているので危機感が無く
現預金があると余計に仕入れてしまいます
・検収とピッキングが甘くなります
・返品時などに伝票のチェックが甘くなり損をします
・棚卸しは習慣にしないと、時間と労力が勿体ないと感じます
・棚卸しをするよりも売る方が大切と、勘違いをします
・ついつい、大量仕入をしてしまします
・棚卸しをしないと、上記の事で負のスパイラルに陥ります
そして商品はお金を出して買ったものです。
商品はお金そのものです。
倉庫にお金が並んでいると思って下さい。
机の引き出しに何百万円、何千万円を入れたまま数えないのと同じです。
足でお金を熱かったりしますか？
売れる商品はメーカーに限らず
問屋でも、小売店でも、お客さんにも引っ張りだこです。
本当に売れる商品は棚には無いはずです。
商品が棚に並んでいる自体が売れていない証拠です。
最後に棚卸しをするメリットを思いつきで書き上げます。
・商品を直接見るので痛みに気が付きます
・思惑が外れて仕入れた商品も毎回数えるのが嫌になりますので処分します
・危機感が生まれます
・傷んだ商品、思惑が外れた商品でも早めで有れば返品のチャンスもあります
・誇りがかぶっていれば手が汚れるので奇麗にします
・誇りを取るのも面倒なので仕入や商品管理に注意をするようになります
・棚卸しは面倒なのですぐに終るように整理整頓するようになる
・整理整頓をするために商品を動かしますので清掃をするようになります
・整理整頓がされると、商品の場所や数量が一目で分かるようになりますので
品不足が起ればすぐにきがつきます
・実店舗で有ればお客様が手に取ってくれます
・整理整頓、清掃が行き届いていれば
お客様が触ったとしても奇麗に見てくれますし元通りにしてくれます
・棚卸しは面倒なので在庫が減ります
・在庫が減ると商品の痛みがもの凄く少なくなります
・商品を丁寧に扱うようになります
・商品を探す時間が短くなるし、何処に何がどれだけあるかすぐに分かるため
売り逃しがなくなります
・棚卸しを続けると、商品が減り、整理整頓されます
・整理整頓されると棚卸しの時間が短くなります
・原価がハッキリします
・決算書に信憑性が出て、金融機関、税務署への信用があがります
・商品を余計に仕入れなくなります
・現預金が更に増えて、経営が楽になります
・検収とピッキングが楽に正確になります
・返品伝票などチェックがしっかり出来て楽になります
・無駄な大量仕入はしなくなりますし、本当の勝負には大量仕入が可能になります
これが繰返されると良い循環になっていきます。
掃除が経営を良くする、ツキを呼ぶというのは間違いなく有ると思います。
特に最初は気が遠くなると思いますが
最大の課題で、最大のメリットが得られます。
棚卸しのメリット、デメリットで抜け落ちていたり
間違っている事が有れば、ご指摘、コメント下さい。
商売をやっていると誰にでも、当てはまる事ですので
もう少しブラッシュアップしてくれると
社内の確認事項として掲示できるのですが(^^;
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