前提として軟式バットとしてお話しします。よく聞かれることで「金属とカーボンではどちらが飛びますか？」と言うのが有ります。その時にお答えしているのは「どちらも殆ど変りません。素材は打球感、打球音の好みで選んで頂き、その他の要素は長さ、重さ、グリップ、スイートスポットの広さなどの好みで選んで下さい。」と言っています。理由はシビアに実測した実験結果を見たり聞いたりしたことが無いことと、プレーヤーに聞けば、金属が飛ぶ、カーボンが飛ぶ、木製の方が飛ぶと非常に曖昧です。曖昧だと言うことは、使用者や環境により、それほどの差が無いとも言えるのではないでしょうか？ 打球感は金属、カーボン、木製では打ち比べるとハッキリと感じ取れるはずです。金属では非常に堅く、スイートスポットの反発係数でボールを打ち返している感触で、カーボンはグリップの先からしなるのが感じられるはずです。木製はボールが当たったときにはＳ字にしなっているようにも感じられます。打球音も金属は比較高音質でカーボンバットは木製に近いつぶれた音がします。但し、飛びの差は出ていますが、正直なところ価格に比例すると思います。高価だから飛ぶとは限りませんが、安くても飛ぶと聞いたことは殆ど無いです。
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