アマゾンに良心は感じられない

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ジェフ・ベゾス 果てなき野望―アマゾンを創った無敵の奇才経営者
ブラッド・ストーン
日経BP社 ( 2014-01-08 )
ISBN: 9784822249816

500ページもありますが内容がためになるかどうかは
人によってさまざまでしょう。
(読む切るのは結構たいへんでした)

しかし、私は読んで本当によかったと思っています。

野球用品を販売するうえで
アマゾンとどのように付き合っていくかハッキリと見えてきました。

私が感じたことの総論としては
ジェフ・ベゾスとアマゾンは「顧客のために」という名のもと
全世界を独占しようとする独裁者に感じられました。
(これも取り方は人それぞれでしょう)

後半部分では多少、他人から受けるイメージなどにも
気を使っているように書かれていましたが
モノポリーにするという本質は変わらないでしょう。

※同じようにモノポリーを目指す google や apple とは違う

その他をもう少し具体的に羅列すると

・力関係を利用し約束は守られない
・アマゾンへ商品を提供するナショナルブランドは値崩れを加速させる
 (実はアマゾンに商品を提供しなくてもアマゾンのせいで値崩れはおこる)
・マーケットプレイスを使う小売業者たちは一番凶暴なライバルを助けている
・アマゾンはドラッグと同じでやめられない/やめても戻ってくる
・販売データを渡してはならない

などです。

最近、身のまわりの人には言っているのですが
アマゾンが不得意としているのは
未来を予想できる(目利き、トレンドなど)バイヤー的なことです。

人間研究は面白くて大切!!

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Updated: 2014年1月21日 — 6:45 AM

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